「夜中に2回も3回もトイレで目が覚める」「そのあと寝つけなくて、朝がつらい」――。
そんなお悩みを、「年齢のせいだから仕方がない」「前立腺が悪いのかな」と、そのままにしていませんか?
夜間にトイレで起きる回数が増える状態を「夜間頻尿(やかんひんにょう)」といいます。
たしかに加齢や泌尿器の病気が関わることも多いのですが、実は心臓・血管のはたらきの低下や、睡眠時無呼吸症候群(SAS)が背景に隠れていることも少なくありません。
和泉市・和泉府中エリアで循環器内科を中心に診療を行う河合クリニックが、夜間頻尿に隠れたサインと、受診の目安についてわかりやすく解説します。
こんなお悩み、ありませんか?
以下のような症状に心当たりがある方は、ぜひ最後までお読みください。
- 夜中に1回以上、トイレのために目が覚める
- 昔よりも夜のトイレの回数が増えてきた
- 夕方になると足のすねやくるぶしがむくむ
- 横になると息苦しさや咳が出やすい
- いびきが大きい、または呼吸が止まっていると指摘された
- 血圧が高め、健診で心電図の異常を指摘されたことがある
- 昼間に強い眠気があり、熟睡感が得られない
いくつも当てはまる方は、「泌尿器だけの問題」ではない可能性を一度考えてみてください。
夜間頻尿とは? まずは目安を知っておきましょう
夜間に排尿のため1回以上起きる状態
夜間頻尿は、一般的に「就寝後、排尿のために1回以上起きなければならない状態」を指すと考えられています。
1回程度であればそれほど気にならない方も多いのですが、2回、3回と増えてくると睡眠が細切れになり、日中の疲れや眠気につながりやすくなります。
ここで挙げる回数はあくまで目安であり、ご本人の困り具合によって受診の必要性は変わってきます。
秋から冬にかけて増えやすい理由
気温が下がってくると、体は熱を逃がさないように手足の血管を縮めます。
すると体の中心を流れる血液の量が相対的に増え、腎臓でつくられる尿の量が夜間に増えやすくなります。
「暑さが和らいだ頃から、なんとなく夜のトイレが増えた気がする」という方は、季節の影響も重なっているのかもしれません。
夜間頻尿の背景に隠れていることがある病気
① 心臓のはたらきの低下(心不全の初期サイン)
心臓のポンプ機能が低下してくると、日中は重力の影響で下半身に水分がたまりやすくなり、夕方の足のむくみとして現れます。
そして横になって眠ると、その水分が体の中心にもどり、腎臓に届く血液が増えることで夜間の尿量が増えることがあります。
つまり、「夕方の足のむくみ」+「夜間頻尿」+「横になると息苦しい」という組み合わせは、心臓からのサインである可能性を考える必要があります。
息切れや動悸を伴う場合は、不整脈が関係していることもあります。
② 睡眠時無呼吸症候群(SAS)
なぜ無呼吸で夜のトイレが増えるのか
睡眠中に気道がふさがって呼吸が止まると、体は懸命に息を吸おうとして胸の中の圧力が大きく変化します。
その刺激が心臓に伝わることで、尿を出す方向にはたらくホルモンの分泌が増え、夜間の尿量が増えると考えられています。
「大きないびき」「日中の強い眠気」「夜中に何度も目が覚める」といった症状が重なる場合は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性を考えてみてください。
SASは高血圧や不整脈、心不全とも関わりが深く、循環器の病気と一続きで考えたい病気です。
③ 高血圧・糖尿病などの生活習慣病
血圧が高い状態が続くと、夜間も血圧が下がりにくくなり、尿の量が増えやすくなることがあります。
また、血糖値が高い状態では尿とともに糖が排出されるため、尿量そのものが増えることがあります。
「健診で血圧や血糖値を指摘されたまま様子を見ている」という方は、夜間頻尿がその延長線上にあるかもしれません。
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④ 泌尿器の病気(前立腺肥大・過活動膀胱など)
もちろん、前立腺肥大症や過活動膀胱など、泌尿器の病気が原因となっているケースもあります。
当院では循環器・内科の視点から全身の状態を確認し、泌尿器科的な治療が必要と考えられる場合には、適切な医療機関をご案内しています。
「たかがトイレ」で片づけないほうがよい理由
睡眠が削られ、血圧や血糖に影響することがある
夜中に何度も起きると、深い睡眠が保てなくなります。
睡眠不足は血圧の上昇や血糖値の乱れにつながることがあり、生活習慣病や動脈硬化の悪化に関わると考えられています。
夜間の転倒・骨折のリスク
暗い中で急に起き上がると、血圧の変動でふらつきやすくなります。
特にご高齢の方では、夜間のトイレ移動中の転倒・骨折が、その後の生活に大きく影響することがあります。
隠れた心臓の病気を見逃してしまう
もっとも避けたいのは、心不全や睡眠時無呼吸症候群といった治療で対応できる病気を、「年のせい」として何年も見過ごしてしまうことです。
早めに原因を確かめておくことが、将来の大きな病気を防ぐことにつながります。
河合クリニックでの診療について
循環器内科の視点から原因をさぐります
当院は、循環器内科を専門とする院長が、心臓・血管の状態を踏まえて全身を診ることを大切にしています。
夜間頻尿についても、むくみ・息切れ・血圧・心電図などの所見をあわせて確認し、心臓や血管が関わっていないかという視点から丁寧に評価します。
ご自宅でできる簡易検査に対応
睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合、ご自宅でおこなえる簡易検査(スクリーニング検査)に対応しています。
「検査のために入院するのは難しい」という方も取り組みやすく、必要に応じてより詳しく調べる精密検査(PSG)もご案内します。
治療が必要と判断された場合には、CPAP(シーパップ)療法をご提案し、継続しやすいようフォローを行っています。
生活習慣病とあわせた管理
高血圧・糖尿病・脂質異常症といった生活習慣病は、心臓や血管の病気と切り離せない関係にあります。
当院では、健康診断・各種検査の結果も踏まえながら、数値の管理と生活のアドバイスを一緒に行っています。
受診までにできるセルフケア
原因によって対応は変わりますが、まずは次のような点を見直してみてください。
- 塩分のとりすぎに気をつける(夜間の尿量が増える一因になります)
- 就寝前のアルコール・カフェインを控えめにする
- 夕方に足を高くして休み、むくみをためこまない
- 体を冷やしすぎず、寝室の温度を整える
- 夜中に何回起きたか、数日分メモしておく(診察時にとても役立ちます)
ただし、水分を極端に減らすことはおすすめできません。
脱水は血液の流れに影響することがあり、かえって体に負担がかかるおそれがあります。
また、血圧などのお薬(特に利尿薬)を服用中の方は、自己判断で中止・減量をせず、必ず医師にご相談ください。
和泉市・和泉府中で夜間頻尿・心臓の不安のご相談は河合クリニックへ
医療法人 河合クリニックは、府道30号線沿い(和泉市役所より南)にあり、専用駐車場も完備しています。
和泉市内はもちろん、忠岡町・岸和田市・泉大津市など泉州エリアからも通院しやすい立地です。
「夜中のトイレが増えた」「足のむくみやいびきも気になる」という方は、年齢のせいと決めつけずに一度ご相談ください。
循環器内科の視点から、心臓・血管・睡眠・生活習慣病を一緒に確認し、必要な検査をご案内いたします。
医療法人 河合クリニック
〒594-0073 大阪府和泉市和気町2-11-1
TEL:0725-41-0053