執筆者
医療法人河合クリニック
院長 河合 慶介
経歴
- 愛知医科大学医学部 卒業
- 社会医療法人 生長会 府中病院
- 大阪市立大学病院 循環器内科
- 社会医療法人 弘道会 守口生野記念病院 循環器内科
- 社会医療法人 生長会 ベルランド総合病院 医長
- 社会医療法人 純幸会 関西メディカル病院 循環器内科
- 社会医療法人 彩樹 守口敬任会病院 医長
- 医療法人 良秀会 高石藤井病院 循環器内科 医長
- 医療法人 河合クリニック
ひとつでも当てはまる方は、高血圧のサインが隠れている可能性があります。
高血圧は「サイレントキラー」
と呼ばれ、初期にはほとんど
症状がありません。
しかし、放置すると脳梗塞・心筋梗塞・心不全・腎不全など、命に関わる病気につながることがあるため、早めの対策がとても重要です。
血圧とは、血液が血管の壁を押す力のことを指します。
診察室で測定した際に
最高血圧(収縮期血圧)が140mmHg以上
または
最低血圧(拡張期血圧)が90mmHg以上
このどちらかを満たす場合、高血圧と診断されます 。
症状がなくても、血管には静かに負担がかかり続けるため、気づかないうちに動脈硬化が進行することがあります。だからこそ、“数値が高めのうち”に適切な予防と治療を始めることが大切です。
※参考文献:日本高血圧学会高血圧管理・治療ガイドライン委員会 編『高血圧管理・治療ガイドライン2025』ライフサイエンス出版、2025年
高血圧の多くは生活習慣と深く関係しています。日常の積み重ねを見直すことで、血圧を大きく改善できることが少なくありません。
日本人は塩分摂取量が特に多い傾向があります。高血圧管理の目標は、1日6g未満です。
週150分(2時間半)ほどのウォーキングや軽い有酸素運動を取り入れましょう。
BMI25未満を目安に、無理のない範囲で体重コントロールをおこないましょう。
喫煙は血管を強く傷つけ、飲酒は血圧を上げる原因になります。
強いストレスは血圧を急激に上げることがあります。睡眠・休息も重要な治療の一部です。
また、寒暖差の大きい季節、入浴時の温度差、便秘、睡眠不足なども血圧変動の原因となるため、ご自身の生活パターンを知ることが予防につながります。
血圧は一日の中でも大きく変動します。
そのため「病院で測った1回の値」だけで判断するのではなく、家庭での継続的な記録がとても重要です。
これにより、より正確に血圧の傾向を把握でき、治療薬の調整や生活改善に役立ちます。
当院では、血圧の変動や背景を丁寧に評価し、患者さまの生活に合わせた無理のない治療プランを作成しています。
2025年の改訂された『高血圧管理・治療ガイドライン2025』にそって治療を進めます。
高血圧は、正しい知識と継続したケアによって、確実にコントロールできる病気です。
「最近血圧が気になる」「健診でひっかかった」など、どのようなことでもお気軽に当院までご相談ください。