痛風かも? 内科と整形外科、どっちを受診すればいい?
2026.02.19
和泉市の「河合クリニック」では、内科診療に加え、循環器内科として高血圧や脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病、心臓と血管に関わる病気の診療に取り組んでいます。
当院は、前院長である河合 潔医師が整形外科を標榜していたことから、地域の方に「整形外科も診てもらえるクリニック」として覚えていただいていることが少なくありません。
これまで通ってくださっている患者さまとのご縁を大切にしながら、必要な医療につなげていくことも、当院が大切にしているモットーのひとつです。
そんな中でよくあるご相談が、痛風を整形外科の病気だと思って受診されるケースです。
関節が赤く腫れて痛むため、「整形外科かな」と思われるのは自然なことだと思います。
ただ、痛風は“関節の病気のように見える”一方で、背景には別の原因があります。
このコラムでは、「痛風はどこで診るのがいいのか」を、できるだけわかりやすくお話しします。
痛風は関節が痛くても、原因は体の中にあります
痛風は、血液の中の尿酸が高い状態が続き、尿酸の結晶が関節にたまることで炎症が起きる病気です。
痛みの出る場所は関節ですが、原因は「体の中の代謝」や「尿酸のコントロール」にあります。
ここが、整形外科と大きく違うポイントです。
整形外科は、骨や関節、筋肉など運動器のけがや疾患を中心に診る診療科です。
一方で内科は、血圧や血管、腎臓、代謝といった全身の背景を含めて診ていきます。
痛風は、痛みを抑えるだけでは繰り返しやすい病気です。
だからこそ、原因に向き合っていくことが大切になります。
「高尿酸血症・痛風」について詳しくはこちら
なぜ循環器内科で痛風を診るのか
痛風や高尿酸血症の方は、高血圧や糖尿病、脂質異常症、腎臓の機能低下などを一緒に抱えていることが少なくありません。
そして、これらはまさに循環器内科が日常的に診ている領域です。
痛風は「関節の痛み」として始まりますが、実際には
- 血圧の状態
- 腎臓の働き
- 腎臓の働き
- お酒の量
- 服薬内容(利尿薬など)
といった条件が重なって起きやすくなります。
河合クリニックでは、いま出ている痛みだけでなく、再発を防ぐために必要な評価と治療方針を一緒に組み立てていきます。
注射で痛みだけ止めても大丈夫?
痛みが強いと、「とにかく早く楽にしてほしい」と思われるのは当然です。
中には、痛みを抑える注射を希望して来院される方もいらっしゃいます。
ただ、痛風の痛みは筋肉のこりではなく、関節の中で起きている炎症が主体です。
そのため、筋肉の痛みに対して行う治療だけでは、根本的な解決になりにくいことがあります。
いったん痛みが落ち着いたように見えても、尿酸が高い状態が続けば再発しやすいのが痛風の特徴です。
大切なのは、「いまの痛みをどう抑えるか」と「次を起こさないためにどうするか」をセットで考えることだと、私たちは考えています。
痛風の治療は、急性期と再発予防で考え方が変わります
急に腫れて激痛が出た時(急性期)
急性期は、炎症を抑えて痛みを和らげる治療が中心になります。
抗炎症薬やステロイド、コルヒチンなどが選択肢になりますが、腎機能や持病、普段のお薬によって、合う治療が変わります。
自己判断で我慢したり、市販薬だけで様子を見たりせず、早めにご相談ください。
繰り返さないための治療(再発予防)
痛風は、発作が治まっても安心しきれない病気です。
再発予防では、尿酸を適切な範囲に保つことが重要になります。
生活習慣の見直しだけで足りない場合は、尿酸を下げるお薬も含めて治療を考えます。
この時に、血圧や腎臓の状態、服薬内容を見ながら安全に進めていくことが大切になります。
受診の目安:こんな時は早めにご相談ください
痛風に似た症状を起こす病気もあります。
特に、感染が関係する関節の病気などが隠れていることもあるため、自己判断はおすすめできません。
次のような場合は、早めに受診をご検討ください。
- 関節が赤く腫れて熱を持ち、強い痛みがある
- 初めて同じような症状が出た
- 発熱がある、全身がだるい
- 痛みが強くて歩けない、眠れない
- 糖尿病や腎臓の病気がある、心臓の病気で治療中
- 痛風と言われたが良くならず不安で、セカンドオピニオンを希望している
河合クリニックについて
「足が腫れた」「関節が痛い」となると、まず整形外科を思い浮かべるのは自然なことです。
当院もこれまでの診療の背景もあり、そのようなご相談が多いことを理解しています。
河合クリニックでは、痛みの原因を丁寧に確認したうえで、痛風が疑われる場合は循環器内科として全身を含めて評価し、治療と再発予防を一緒に考えていきます。
「整形外科だと思って来たけれど違った」でもまったく問題ありません。
迷う段階で、まずは一度ご相談ください。
まとめ
痛風は関節が痛むため整形外科の病気だと思われがちですが、原因は血液中の尿酸にあり、生活習慣病や腎臓、心血管の状態とも深く関係します。
そのため、痛風は「痛みを抑える」だけでなく、「再発を防ぐ」視点がとても大切になります。
和泉市の河合クリニックでは、痛風の症状や高尿酸血症のご相談にも対応しています。
「痛風かもしれない」「どこを受診すればいいか分からない」そんな段階でも大丈夫です。お気軽にご相談ください。
また先日、河合クリニックのオフィシャルホームページをリニューアル公開し、あわせて睡眠時無呼吸症候群(SAS)と生活習慣病の専門サイトも公開しました。
これからも、地域の皆さまが安心してご相談いただけるよう、分かりやすい情報発信を続けていきます。
当院は、JR「和泉府中駅」から徒歩13〜14分の場所にございます。
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