不整脈

このようなお悩みはありませんか?

  • 突然ドキッとするような動悸がある
  • 脈が速い、遅い、乱れる感じがする
  • めまい・ふらつき・失神を経験した
  • 息苦しさや胸の不快感が続く
  • 以前より疲れやすくなった

健診で「脈不整」「心房細動の疑い」と言われた
これらは不整脈が原因で起こることがあります。気になる症状が続く場合は、早めの受診が安心につながります。

不整脈とは

不整脈とは

心臓は通常、1分間に60〜100回の規則正しいリズムで動き、全身に血液を送り出しています。不整脈とは、この心拍数やリズムが乱れた状態を指します。
大きく分けると次の2つのタイプがあります。

頻脈性不整脈 心拍数が 100 回以上
徐脈性不整脈 心拍数が 50 回未満

不整脈の中には無症状で経過し治療不要のものもありますが、脳梗塞や突然死につながるタイプもあり、適切な評価と診断が欠かせません。

頻脈性不整脈

心臓の上の部屋(心房)から起こる上室性不整脈と下の部屋(心室)から起こる心室性不整脈があります。
一般に心室性不整脈の方が、重症度は高いとされています。

主な頻脈性不整脈
  • 心房細動
  • 心房粗動
  • 心房頻拍
  • 発作性上室性頻拍(AVNRT・AVRT)
  • 心室頻拍
  • 心室細動
頻脈性不整脈の種類と特徴
不整脈の種類 主な特徴 補足情報
心房細動
(最も多い不整脈)
  • 脈が不規則で速くなる
  • 動悸・息切れの原因に
  • 2〜3割は無症状で進行
  • 血栓ができやすく脳梗塞の原因に
  • 国内患者数は約100万人
  • 「発作性 → 持続性」へ進行することがある
心房粗動・心房頻拍
(規則的に速くなるタイプ)
  • 規則正しい速い脈
  • 心電図で「のこぎり歯」の波形(鋸歯状波)
  • 心房の一部に連続的な興奮が起きることで発生
発作性上室性頻拍
(PSVT)
  • 突然の強い動悸
  • 若い方にも起こりやすい
  • 数秒〜数時間続くことがある
  • 代表的タイプ
  • AVNRT(房室結節回帰性頻拍)
  • AVRT(房室回帰性頻拍/WPW症候群)
心室頻拍
(命に関わる危険な不整脈)
  • 意識消失を伴うことがある
  • 幅の広い規則的な頻拍
    (心電図で特徴的)
  • 心停止に移行するリスクが高い
心室細動

(最も危険)

  • 心室が細かく震えて血液を送り出せない
  • 数分以内に意識消失・心停止
  • 生命を救うには電気ショック(除細動)が必須

※表は左右にスクロールして確認することができます。

徐脈性不整脈

脈が極端に遅くなるタイプで、高齢者に多くみられます。めまい、ふらつき、失神などが起きることがあります。
治療は薬では難しく、多くの場合 ペースメーカー植え込みが必要になります。

主な徐脈性不整脈
  • 洞不全症候群(洞結節の機能低下)
  • 房室ブロック
徐脈性不整脈(脈が遅くなる不整脈)の種類と特徴
不整脈の種類 主な特徴 補足情報
洞不全症候群
  • 心臓の発電所である洞結節の働きが低下
  • 脈が極端に遅くなる、または止まったように長く間隔が空く
  • 心電図でP波が消失することがある
  • めまい・失神の原因に
房室ブロック
  • 心房 → 心室への電気の伝わりが悪くなる状態・重度の場合、心房と心室が別々に動く(完全房室ブロック)
  • 症状によっては危険(失神、徐脈)
  • 進行するとペースメーカーが必要になることも

※表は左右にスクロールして確認することができます。

不整脈の治療が必要となるケース

不整脈のすべてが治療対象ではありませんが、次に当てはまる場合は治療が必要です。

  • 突然死につながる危険性がある不整脈
  • 強い症状(動悸・めまい・失神)が出ている
  • 心不全の原因となっている場合
  • 脳梗塞リスクが高い(心房細動など)

症状の有無や重症度によって、薬物療法、カテーテルアブレーション、ペースメーカー治療などを検討します。

主な治療法

外科的な治療

胸を大きく切る手術ではなく、多くは皮膚を小さく切開しておこなう低侵襲の手術です。
心臓に負担の少ない方法で、根本治療や命を守る治療として選択されます。

カテーテルアブレーション

原因となる異常な電気回路を焼灼し、根本的に治療する方法です。多くの不整脈で高い成功率を示しています。

植え込み型除細動器(ICD)

重症心室性不整脈のある方に使用し、致死性不整脈が起きた際に自動で電気ショックをおこなう機器です。

ペースメーカー

徐脈性不整脈に対して脈を一定に保つ装置を植え込みます。最近はMRI対応機器が主流です。

当院では速やかに
提携医療機関と連携し、
退院後も継続フォローを
おこないます

高度な治療が必要と判断された場合、当院では速やかに提携医療機関へご紹介し、円滑に治療へつながるようサポートします。
入院治療が終了した後は、

  • お薬の調整
  • 症状の経過観察
  • ペースメーカーの定期チェック
  • 生活習慣のフォローアップ

など、当院で引き続き丁寧にフォローいたします。

不整脈の薬物療法

不整脈の薬物療法

不整脈の種類と目的に応じて薬を使い分けます。

抗不整脈薬

不整脈の停止・予防・頻度減少・症状の軽減を目的に使用されます。

ベータ遮断薬

心拍数を抑え、動悸や息苦しさを改善します。

カルシウム拮抗薬

一部の薬剤は脈拍を低下させる目的で使用します。

抗凝固薬(心房細動で重要)

脳梗塞を防ぐために使用します。

医療法人河合クリニックでの不整脈診療

当院では、不整脈の種類・重症度・背景疾患を丁寧に評価し、最適な治療を選択します。

  • 詳細な問診と心電図評価
  • ホルター心電図やイベント記録の活用
  • 心房細動の脳梗塞リスク評価
  • 必要に応じて提携医療機関への連携
  • 生活指導・薬物治療まで一貫したサポート

動悸・めまい・息切れなど、気になる症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。

院長 河合 慶介

執筆者

医療法人河合クリニック

院長 河合 慶介

経歴

  • 愛知医科大学医学部 卒業
  • 社会医療法人 生長会 府中病院
  • 大阪市立大学病院 循環器内科
  • 社会医療法人 弘道会 守口生野記念病院 循環器内科
  • 社会医療法人 生長会 ベルランド総合病院 医長
  • 社会医療法人 純幸会 関西メディカル病院 循環器内科
  • 社会医療法人 彩樹 守口敬任会病院 医長
  • 医療法人 良秀会 高石藤井病院 循環器内科 医長
  • 医療法人 河合クリニック

問診票

電話番号0725-41-0053